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自動車 Archive

エコカーの定義(その3)

結局,「エコカー」の定義の中には,環境保全のことなどほどんど加味されていないということが解りましたね。

この,エコカー減税制度の本当の目的は環境保全ではなく,家計を気にする庶民層に税の優遇を行ない,車を買い控えないようにしてもらうことなのです。

つまり,お金を持っているのに買い控える家庭にお金を使ってもらいたいという趣旨の政策なのです。

では,「エコ」という語は商品への付加価値を上げるために付けただけの,意味のない言葉なのですか?

いいえ,そうではありません。

家計に優しいのも「エコ」の一つです。

そうです。「エコノミー」(経済)の「エコ」だったのです。

これで納得ですね。

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エコカーの定義(その2)

実際に調べてみると,政府(国土交通省)の定めた燃費基準をクリアし,優遇税制を受けられる車の総称をエコカーと呼ぶようです。

燃費基準とは,ある燃費の値を決めてしまって,それを上回ったら「燃費がいい車」として認定しましょうというものです。

しかし,これには落とし穴があります。

それは,燃費の基準は一つだけではなく車の重さごとに分けられているということです。

(平成22年度燃費基準達成車[抜粋]表をご覧ください。クリックで拡大します。燃費の基準値は「10・15モード」の燃費。)

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改善度を示すパーセンテージによって分かれるのは理解できますが,なぜ「車重」ごとに燃費の基準が分かれているのでしょうか?

それは,車重が重いゆえに動かすのに多くの燃料を消費する,燃費の悪い車をもエコカーのくくりに入れるためです。

この表を見ると,通常は車重が重く燃費が悪いといわれている車でも,車重に合わせて燃費の基準が設定されているので,減税の対象車になってしまうということが解ります。

前述のスカイラインやアウディーがエコカー減税の対象になってしまうからくりはここにあったのですね。

エコカーの定義(その1)

最近,エコカー減税という言葉をよく耳にするようになりましたね。

車を買おうと思っている人にとっては歓迎すべき制度です。

しかし,わたしは日産スカイラインやアウディーの宣伝文句の中に「エコカー減税」という言葉があるのを見て,ふと違和感を覚えてしまいました。

実際,エコカー減税対象車には排気量の大きいものもあれば軽自動車もあり,燃費もリッター当たり10~30(ハイブリッド車)まで様々に存在しますが,エコカーの定義って一体何なのでしょうか?

ハイブリッドではない軽自動車やリッターカーでさえ,リッター当たり20キロ弱走ってしまう現在,リッター10キロ程度の乗用車が果たして「エコカー」なのでしょうか?

従来リッター10キロしか走らなかった2000ccの乗用車が現在12キロ走るから「エコカー」だというのはおかしいですよね。

単に燃費が少し良くなったにすぎません。

むしろ,中には必要以上の広さ,車重,馬力などを持つ,環境保全とは程遠い贅沢品もあります。

そのようなものにはエコカー減税ではなく,むしろ贅沢税を取ってもよいのではないかとさえ思ってしまいます。

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サークルKサンクス トヨタのプラグインハイブリッド車と充電スタンドを導入

サークルKサンクスは18日,店舗巡回相談員が店舗巡回時に使う営業車として家庭用コンセントで充電できるプラグインハイブリッド車の導入を開始すると発表しました。

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12月24日に愛知県の営業事務所に1台を配置,2010年春までに愛知・神奈川の両県に合計10台を導入する予定だそうです。

その関係で店舗に充電器も設置するそうで,店舗利用客はなんと当面無料で利用できるということです。

サークルKサンクスが近くにある,プラグインプリウスのユーザーは長時間EVモードで走ることができ,そうなると燃費は無限大(つまりガソリン代0円)になってしまうのですよ。

すごいですね。

トヨタ プラグイン・ハイブリッド車の法人向けリース販売開始

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トヨタ自動車は14日,日本初の家庭用電源で充電できるプラグイン・ハイブリッド車「プリウス プラグインハイブリッド」の法人向けリース販売を始めたと発表しました。

ガソリン1リットル当たりの走行距離は57キロで,5月に全面改良したハイブリッド車「プリウス」の同38キロを大幅に上回ります。

税込み価格は525万円で,国から受ける補助金を考慮した実質価格は約380万円。

プリウス プラグインハイブリッドは23.4キロまではリチウムイオン電池に蓄えた電気だけを動力源として走り,電気がなくなった後はモーターとエンジンを併用するハイブリッドシステムで走ります。

車体はプリウスがベースで5人乗りです。

日米欧などの法人や官公庁から約600台の予約受注が入っているということです。

個人向けも含めた本格販売は11年末開始予定です。

プラグイン・ハイブリッドは家庭用電源で充電できるのが特徴です。

個人向け販売開始時には大幅な引き下げを目指すとのことです。

「究極のエコカー」電気自動車(その10)

●ハイブリッド車の猛追撃(2)

もしも,本当にシボレー・ボルトの価格が4万ドル(約386万円)前後だとしたら,三菱i-MiEVの立場はなくなってしまうかもしれませんね。

なぜなら,より居住空間が狭く,より安全性や安定性が劣り,しかも充電スタンドなどのインフラ整備が整っていないため,行動範囲が一回の充電で往復できる距離に限られてしまう電気自動車が,これより高い価格設定なのですから。

これは大変な事態です。三菱i-MiEVだけでなく,日産リーフも価格設定を再考しなければならないかもしれませんね。

より優れ,しかも低コストの競合が現れたのですから。

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「究極のエコカー」電気自動車(その9)

●ハイブリッド車の猛追撃

【8月12日 AFP】米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は11日、2010年後半にプラグイン式ハイブリッド車の「シボレー・ボルト」の生産を開始し、11年に市場投入すると発表しました。

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GMによると,ボルトの市街走行時の燃費は米基準で少なくとも1リットルあたり97キロとなる見通しです。(因みに,プリウスは1リットルあたり21.26キロ)

このリッター約100キロという驚異的な燃費の秘密はこの車の構造にあります。技術的に見るとこの車はハイブリッド車というより電気自動車に近い構造をしています。

というのは,ガソリンエンジンを搭載してはいますが通常の動力源としては使用せず,もっぱら発電用として使うからです。

さらに,家庭用電源からのプラグイン充電も可能で,1回の充電で最高40マイル(約64キロ)の走行が可能だそうです。

ということは,1日64キロ未満しか乗らない人なら全くガソリンを使うことがなくなり,1日100キロ走る人でも約3分の1しかガソリンエンジンを動かさなくてもよくなります。

もしも,通勤に1日20キロぐらいしか乗らない人なら,燃費は無限大になってしまいます。すごいですね。

この一連の記事の(その6)で『燃料と発電機を積んでモーターで走るというのが燃料電池車の定義だとすると,ハイブリッドカーも燃料電池車の一種』と言いましたが,シボレー・ボルトは最も燃料電池車に近いハイブリッドカーと言うことができるでしょう。

価格は4万ドル(約386万円)前後だそうです。

「究極のエコカー」電気自動車(その8)

●リチウムイオン電気世代(2)

日産の電気自動車リーフはテスラモーターズとは異なる,言わば”正攻法”でコストダウンに挑みます。

三菱のi-MiEVをはるかに上回る台数,つまり大量に生産することによってコストを下げようとしているのです。

しかし,この方法は両刃の剣で,リーフがヒットすれば日産は三菱やトヨタやホンダを押さえ,一気に環境先進企業として躍り出ることになりますが,当たらなければ日産は大量の在庫を抱えてしまうことになり,会社存続の危機に陥ってしまうことでしょう。

後者の事態を避けるには,やはり価格設定が鍵を握っています。

皆さんだったら,軽+αの居住空間,走行時の安定性や安全性を持ったリッターカークラスの電気自動車にいくらだったら出せますか?
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「究極のエコカー」電気自動車(その7)

●リチウムイオン電気世代(1)

大戦後,70年代,80年代後半から90年代かけてと過去に3回ほど普及のチャンスが訪れたにもかかわらず普及にまで至らなかった電気自動車も,2010年を前にしてやっと普及の兆しが見えてきました。

その理由の一つは,今までネックであり続けたバッテリーのエネルギー密度の低さが,ここ数年のリチウムイオン電池の研究,開発により改善されてきたことにあります。

しかし,まだ価格面の問題が残されています。皆さんも139万円の補助があるとはいえ,459万9000円という三菱i-MiEVの価格は,まだ改善の余地があると思われるでしょう。

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この電気自動車の価格の問題をある方法で解決した会社があります。それは米国のテスラモーターズという会社で,その方法は元々価格の高い物と融合させるという手です。

皆さんは,テスラモーターズ社のテスラ・ロードスターという電気自動車が米国で売れに売れ,欧州にもその波が広がっているのをご存知でしょうか?

テスラ・ロードスターとは0-100km/h加速が4秒未満,10万9000ドル(約1150万円)の価格の言わばスーパースポーツカーで,それが生産が追いつかないほど売れているというのです。

teslaroadster-front(テスラ ロードスター)

これは非常に巧みな方法です。電気自動車という開発コストのかかるものを,元々高いスーパースポーツ車と組み合わせることによって割高感を隠したのです。

皆さんももしお金が余っていたなら,軽自動車に500万円払うよりもスーパーカーに1000万円払うのではないでしょうか?

これなら富裕層に開発費を吸収してもらい,次はより安価に製造した二世代目を中流階級向けに販売することができるようになります。

「究極のエコカー」電気自動車(その6)

●燃料電池世代(2)「ハイブリッド」

電気自動車や燃料電池車の開発と並行してトヨタは1997年にプリウス,ホンダは1999年にインサイトなどのハイブリッドカーを開発し,発表しました。

燃料と発電機を積んでモーターで走るというのが燃料電池車の定義だとすると,今バカ売れしているこのハイブリッドカーも燃料電池車の一種ということができます。

ただ,残念なことにこのハイブリッドカーは燃料が水素ではなくガソリンであるため「究極のエコカー」にはなり得ません。

元々燃費の良い軽自動車やリッターカーよりもわずかに燃費の良い車でしかなく,電気自動車や(水素の)燃料電池車が普及するまでの,言わばつなぎ商品に過ぎません。
honda-insight1ホンダの初代インサイト(プリウスは初代も二代目も見飽きてると思うので)
honda-insight2後輪が隠れる個性的なデザインがいいですね。

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