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○.○kWシステムは最大何W発電するのですか? (その6)

これまで考えて,「何W発電するのですか?」という質問の答えは2種類あり,一方は瞬間の電力を表わす○○W,または○○kWという数値と期間の電力”量”を表わす○○Wh,または○○kWhという数値があることが解りましたね。

また,瞬間の電力(W, kW)のほうは,すでに設置済みのシステムの健康状態を判断する目安になり,期間の電力量(Wh, kWh)のほうは,これから導入を考えておられる方の目安になるになることも解りました。

それぞれ,その数値の根拠や計算法もご説明したので,興味がある方はご自分で計算されても結構です。

(出力160WのモジュールND-160AV1台の大きさは1165mm×990mmで,縦置きでも横置きでも設置できます。複雑な屋根形状の場合は弊社にお尋ねくだされば,無料にてレイアウトいたします。)

しかし,ひとつだけ計算していただきたくない数値があります。

それは,今お使いの電気料金の単価に年間予測発電電力量をかけて,単純に年間の経済メリットを試算しようとすることです。

多くのメーカーのカタログにはその数値がすでに計算されて載せられていますが,その数値はあまり実際的なものではありません。

なぜ,そう言えるかは次回扱います。

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○.○kWシステムは最大何W発電するのですか? (その5)

年間予測発電電力量の具体的な算出法をご説明します。

例えば,横浜市で30度傾斜の南面一面の屋根に3.20kWのシステム(160W×20台)を設置したとします。

3.20に横浜市の平均の日射量3.91*をかけると,1日の発電量12.5kWhという数値が出ます。方位と角度は理想なので-0%です。

さらにこの数値を30倍にすると1ヶ月の発電量375kWhという数値が出てきます。

12~2月の3ヶ月間の温度によるロスは10%なので,(375×3)-10%=1012.5kWhになります。

3~5,9~11月の6ヶ月間の温度によるロスは15%なので,(375×6)-15%=1912.5kWhになります。

6~8月の3ヶ月間の温度によるロスは20%なので,(375×3)-20%=900kWhになります。

その3つの数値を足すと一年でモジュールが発電する電力量が約3825kWhであることが解ります。

さらに,配線やガラス面の汚れの損失が5%で3633kWh,パワコン変換効率が94.5%なので,3433kWh(91.0%のパワコンの場合は3306kWh)という数値が出てきます。

この数値が太陽光発電システムを語る上でよく出てくる年間予測発電電力量というものです。

根拠を理解していればシミュレーションを見ても,なぜそうなるのかが解かるので,一層身近に感じてきますね。

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——————————————-
*地域別の日射量はNEDOという団体が1961~1990年の地域ごとの平均を調べた,全国日射関連データマップに基づいています。

○.○kWシステムは最大何W発電するのですか? (その4)

(その1)~(その3)までは瞬間の最大発電量についてお話ししました。

その数値はすでに太陽光を設置されたユーザーがシステムの健康状態を知る上で目安になるでしょう。

しかし,これから設置をお考えの方には,瞬間の発電よりも期間の発電量のほうが重要な数値になります。

なぜなら,太陽光の経済メリットは1ヶ月,1年,10年という期間で考えるからです。

そこで,よく用いられるのが「年間予測発電電力量(kWh)」という数値です。

太陽光発電に関心のある方なら,お聞きになったことがある言葉だと思います。(図をご覧ください。クリックで拡大します。)

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電力量とは,何でしょうか。

電力量とは一定の期間に使ったり,あるいは作ったりした電気の量を表わす数値で,瞬間の電力を表わすWやkWに対し,期間の電力量を表わすWhやkWhという単位が使われます。

(電力会社の領収書などにはWの後にhが付いているはずですが,それは使った”量”を表わすからです。)

年間予測発電電力量の算出の仕方は,瞬間の最大発電量に一日の平均日射量(地域によって変わります。)をかけ,さらに365倍にして,1年間の発電量を出します。

そこから,温度変化によるロス(季節によって変わります。),パワーコンディショナの変換ロス,配線やガラス面の汚れのロスなどを差し引いた,実際の発電量を予測した数値です。

具体的な計算値は次回扱います。

○.○kWシステムは最大何W発電するのですか? (その3)

どうして理論上の最大値よりも多く発電することが起こるのでしょうか?

家の方位や屋根の傾斜が一時的に変わるということはあり得ませんし,パワーコンディショナの変換効率が瞬間的に上がるということも考えにくいことです。

考えられるのは,モジュールが瞬間的に公称最大出力よりも多く発電したという可能性です。

太陽光モジュールの公称最大出力(ND-153AUなら153W)という数値はモジュール温度25℃で計測した数値ですが,発電効率は温度が下がると向上します。

ですから,2月という比較的寒い時期に,5月並みの日射量があったとすれば,一枚のモジュールが153W以上発電することも十分考えられます。嬉しい誤算ですね。

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○.○kWシステムは最大何W発電するのですか? (その2)

前回はピーク発電量の計算の仕方をご説明しましたね。

今回は計算上の発電量と実際の発電量を比べてみることにしましょう。

現実は計算通りにゆくのでしょうか?

町田市のH邸を例を見てみましょう。

H邸は6.12kW(153×40=6120)のシステムを設置しました。

計算上の瞬間ピーク発電量は6120W×96%(南東の方位)×100%(30度の傾斜)×91.0%(JH-G624パワコンの変換効率)=5346Wです。

お客様のカラーモニターから「発電電力ベスト5のお知らせ」という項目を覗いてみると,何と2月24日に5716Wという数値を記録しています。(写真をご覧ください。クリックで拡大します。)

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発電量は瞬間的ですが,計算値よりも高い数値を示しています。

○.○kWシステムは最大何W発電するのですか? (その1)

設置工事が終わって,実際にシステムが動き始めると,多くのお客様から上のようなご質問をいただきます。同じ,W数でも屋根の勾配や方位,季節によってピーク発電量も変わります。

発電量のピークは1年の中で一番日射量の多い5月に計測されます。また,時間帯では南面のモジュール設置枚数が多いと12時頃,東面が多いと11時ごろ,西面が多いと13時ごろになります。

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南面一面設置で傾斜角30度,5月の晴天日の12時なら,モジュール自体は100%の発電をするので3.06kWシステムなら3060Wの電気を作りますが,パワーコンディショナの変換ロス(JH-S6A2とL6A3の場合94.5%,それ以外の場合91.0%)があるので,2891Wか2784Wが理論上のピークになります。

方位と傾斜が違う場合,この数字から差引いてゆけば,それぞれのお宅の理論上のピーク発電量を大体計算することができます。

傾斜角は30度が100%で10度変わるごとに-2%になるので,20度と40度なら98%になります。方位は南が100%で南東と南西が96%,東と西が85%になります。

仮に,南東の傾斜角20%の屋根1面に3.06kWのモジュールを設置し,JH-S6A2のパワコンを使った場合,3060W×96%×98%×94.5%=2720Wとなり,(それ以外のパワコンなら2619Wになります。)五月晴れの日の11時半ぐらいにこれに近い数字を計測できるでしょう。

オール電化住宅はなぜ経済的か(その7)

●最大の味方は太陽光発電システム(3)

太陽光発電システムがあれば,昼間の割高料金が恐くないことに加えて,もう一つ強力なものを味方につけることができます。

それは,新たな買取制度です。

今までの太陽光発電の余剰電力の価格は基本的にはユーザーが電力会社から買う価格と同じでした(電化上手では微妙に違いました)が,昨年の11月からの新しい買取制度が始まってからは1kWh48円(ほぼ倍)という価格になりました。

旧価格の時でさえ,オール電化の家に太陽光をつければ一ヶ月に3~4千円の電気代(平均的な電気代のお宅に平均的なワット数の太陽光をつけた場合の差し引きの電気代)で済んでいましたが,この制度が始まってからは光熱費が0円になってしまったり,場合によってはマイナス(電力会社からお金をもらうほうが多い状態)になってしまったりと,かなりの程度ユーザーに有利になるように変化しました。

ご自分の家の電気代がこの制度を利用することによってどのように変化するのかを知りたいと思いませんか? 是非,ご一報ください。

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オール電化住宅はなぜ経済的か(その6)

●最大の味方は太陽光発電システム(2)

太陽光発電システムを導入することです。太陽光発電システムはそのようなご家庭のためにあるのです。

そもそも電化上手(やナイト10,ナイト8)において,昼間の電気代が高く設定されているのは,電力消費のピークである昼間(特に夏場)に電気を使わないでほしいという電力会社の思惑があるからです。

それで,昼間に電気をたくさん使わざるを得ないご家庭で電化上手を選択することはミスマッチになってしまうのです。

ところが,太陽光発電システムは発電のピークが(地域全体の)電力消費のピークと重なる昼間なので,この電化上手の料金形態とみごとにマッチします。(図をご覧ください。クリックで拡大します。)

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ですから,太陽光発電なしでは買わなければならなかった割高な昼間の電力も,電力会社から買わなくてすむようになります。

それだけでなく,昼間に余った電力を売電する際にもこの割高な電気料金で売ることになります。

それで,太陽光発電システムがあれば,たとえ昼間に料金設定が割高に設定されていても,痛くもかゆくもないのです。

オール電化住宅はなぜ経済的か(その5)

●最大の味方は太陽光発電システム(1)

「電化上手」は電気の単価が夜間は安く,昼間が割高なので,エコキュートはもちろん,他の電気製品も安い時間帯に使えば経済的メリットは大きくなると述べましたね。

しかし,このメリットを最大限に生かすことができるのは,昼間に電気をあまり使わないご家庭の場合で,昼間にたくさん使う場合は余りメリットが出ません。

使い方によってはむしろ,電化上手にしてから安くなったガス代以上に電気代が高くなってしまうということも十分ありえます。

そうならないようにするには,どうしたらよいのでしょうか?

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オール電化住宅はなぜ経済的か(その4)

●住宅ローンの金利が優遇される

オール電化住宅を新築,購入,リフォームする場合,住宅ローンの金利が大幅に優遇されます。

例えば,中央三井信託銀行の場合,変動・固定金利で店頭表示金利より,年利で1.3%金利が優遇されます。

具体的な例を図に示しましたが,これもひとつのケースです。(クリックで拡大します。)

詳しくは,オール電化住宅ローンを取り扱っている各金融機関にお問い合わせください。

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